鬼灯


給食などはみんな同じものを食べるのに

それを部品として使ってできる人間はみんな違う。

生まれてからずっと同じものを食べても

違う人間ができる。

何が不思議ってそれほど不思議なことはない。

 

鬼灯を見ながら

そんなことを思う。

どうしてこういうものが出来上がるのか。

 

同じ水と土、二酸化炭素から、太陽の光によって

光合成をする植物もみんな違うものを作る。

「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」

のなかに鬼灯が出てきます。あの物語は夏が舞台だから

真っ白い花をつけていたけど、今はご覧の通り

中に赤い実をつけたランタンのような形状になる。

この変化も不思議。

 

同じものを受け取っても

違うものになるんだから

誰かと同じなんて目指さない方がいい。

L&Rvillage

株式会社 L&Rヴィレッジは作家喜多川泰の事務局の運営をはじめ、学びと読書を通じて人生を豊かにする場を創造する会社です。