本を読むとき

「子どもに本を読んでほしいんですけど、まったく読まないんです」

という相談をよく受ける。

 

僕も子どもの頃は本を読む子どもではなかった。

自分が本を読む人になるとも思っていなかったし

ましてや本を書く側になるなんて思ってもいなかった。

 

でも人生には

自分の力ではどうしようもないと感じる

課題や問題、苦しみや障壁がやってくる。

 

人はどうしていいかわからないというときに

「本でも読んでみようかな」

と思えるのかもしれない。

 

今じゃないいつか

 

それは子どもたちが巣立っていき

それぞれの人生を生きている途中かもしれない。

我々が旅立った後かもしれない。

そんなときに読んでほしいと思う本は

今のうちに、本にメッセージを書いて渡しておいたほうがいいと僕は思う。

「今読む必要はない。いつか、どうしていいかわからなくなったときに読んでみて」

と伝えながら。

 

きっとその一冊に

人生を救われるときがやってくる。

そのとき、子どもはあなたの愛を知るでしょう。

  

  

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L&Rvillage

株式会社 L&Rヴィレッジは作家喜多川泰の事務局の運営をはじめ、学びと読書を通じて人生を豊かにする場を創造する会社です。