祝辞

今日は長野県上田市にある

上田情報ビジネス専門学校の入学式に来賓として参加してきました。


毎年呼んでいただいて祝辞を述べさせていただいておりますが

新たな生活を前に不安と期待、緊張と決意の入り混じった若者たちの前に立つと

できるだけのことを伝えたくなります。


高校を卒業したばかりの若い人たちは

自分が何者なのかがわからず、何に向いているのかわからず

模索し、苦しんでいる人もたくさんいると思います。

「自分のことが好きだ」

といえる人が少ないかもしれません。


僕は、日々自分のことが好きになれるような学生時代を送ってもらいたいと思っています。

そのためには

どうして自分のことが嫌いなのか

どうしたら自分のことが好きになれるか

そのことを一度ちゃんと考える必要があります。

自分のことが嫌いだという多くの人は

自分が何かから逃げて今ここにいるということを知っています。

そういう人は、まずは「もう逃げない」と決意することから始めなければなりません。


全てから逃げないなんてできることではないかもしれませんが

何か一つでもいいから「これについては、絶対に逃げない」と決意し

それと向き合い続けていけば、少しずつかもしれませんが自分のことが好きになっていけるはずです。

そしてその一つというのは、自分が選んだ分野の学習であってほしいと思います。

そうすれば、卒業するときには

「私は、今の自分が大好きです」

胸を張ってそう言える人になっているはずです。



卒業までどれくらいの学生さんが僕の言葉を覚えていてくれるのかは分かりませんが一人でもいいから、その言葉を支えに学生生活を送ってくれる人がいれば嬉しいですね。


素晴らしい学生生活を。

L&Rvillage

株式会社 L&Rヴィレッジは作家喜多川泰の事務局の運営をはじめ、学びと読書を通じて人生を豊かにする場を創造する会社です。