記 録 突 破 の 不 思 議


1985年の女子マラソンの世界記録。

2:21:06(イングリッド・クリスチャンセン)

 

そこから16年の歳月をかけて

2:20:43(テグラ・ロルーペ・1999年)

が世界記録を出し 

人類はマラソンを23秒だけ早く走れるようになりました。

 

ただ、42.195kmもの長い距離があるにもかかわらず...

16年もの間、一流選手たちが記録に挑みつづけているにもかかわらず、たった23秒しか縮められていない。。。

 

 

この時に言われていたこと

「 女子がマラソンで2時間20分を切るのは無理ではないか」

ということ。

 


つまり

「2時間20分が人類の限界」

なのではないか。 

 

 

しかしその後、日本の高橋尚子選手が

 

2:19:46

 

という不可能と言われた20分切りをすると

20分切りする選手がポコポコ出てきました。

 

 

現在の世界記録は2時間15分を切っています。

 

 

不可能を突破する人が一人出ると

後の人が同じことをやるのは楽になる。

 

そんな例はスポーツの世界ではよく聞きますが、一般社会でも同じようなことはあります。


  

同時に次のことも考えることができます。

 

何人もの選手がそこに挑んでいった積み上げの先に 

高橋尚子選手の記録の突破があった。

 

みんなで叩き続けていた壁がとうとう

「壊れたぞー!!」

と、ドドドドと雪崩れ込むようなイメージができます。

 

挑戦自体の価値が大きい。 

 

結果を求めてやるものではあるのですが

結果はさておき、目の前の課題に全力で挑んでいきたいものです。

 

 

  

matsuo

L&Rvillage

株式会社 L&Rヴィレッジは作家喜多川泰の事務局の運営をはじめ、学びと読書を通じて人生を豊かにする場を創造する会社です。