もともと変化するのが人生ですから。
川の流れには一瞬たりとも同じものはない。
よく言われます。
同じ波が来ることはない。
サファーの方から聞いたことがあります。
自然の中に、常に生じては消えてゆく世の中の摂理を感じます...。
実は同じ摂理が、私たちの体にもあります。
私たちの体は、一瞬たりともも同じであることはありません。
常に体の中のタンパク質は壊され老廃物として外に出され、食物により摂取したタンパク質に変わっています。
戦後に、この事実が発見されました。
私たちの体は年中、休むことなく改装工事をやっているものです。
何も変わっていないように見え、命でさえも変化の上に維持されています。
人間も自然の一部ですから。
常に移ろいゆきます。
でも、人には壊すことに恐怖がありますね。
「壊れるのは嫌だ」と。
今あるこれが変わったらどうしよう、と考え、なんとかそれを防ごうとします。ですが、すべて移り変わるものですし、それを止めることはできません。
「ならば」と思います。
「もし、変化を恐れて不安になる毎日を送っている現実があるならば、むしろ積極的に変化を求めた方がいいのではないか」
なんてことを考えると、ちょっと勇気が湧きます。
もともと変化するのが人生ですから。
流れる川のように、寄せては返す波のように、壊しては作り変わっているタンパク質のように。
これをやったら幸せになるんじゃないか。
こんな風になったら魅力的になるんじゃないか。
体の組成の絶えることのない変化のように、今までの自分をちょっと壊して新たな自分を手に入れる。
そんな勇気そして好奇心。
大切にしたいと思います。
matsuo
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